会長挨拶

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第28回日本病態栄養学会年次学術集会
会長 加藤 明彦
(浜松医科大学医学部附属病院血液浄化療法部/栄養部)

このたび、第28回日本病態栄養学会年次学術集会の会長を拝命しました浜松医科大学医学部附属病院血液浄化療法部/栄養部の加藤明彦です。伝統と権威ある本学会学術集会の大会長を務めさせていただくこととなり、大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いです。本学術集会の開催時期は2025(令和7)年1月17日(金)~19日(日)の3日間で、会場は国立京都国際会館を予定しています。

今大会のテーマは「病態栄養学の深化と広がりー健康福寿社会の実現をめざしてー」としました。超高齢社会へ突入し、すべての疾患で食事・栄養療法は最も重要な治療戦略となっています。今後、病態栄養学が健康福寿社会の実現に貢献するためには、地中深くまで根を張り、たくさんの枝葉をつけた大樹として生育する必要があります。そのためには、地域医療に従事する皆さまや医療行政にかかわる自治体や厚生労働省の方々との連携が不可欠です。そこで、腎臓専門医で姫路市長である清元秀泰先生をお呼びし、地域社会における多職種チーム医療や行政との連携の重要性についてご講演いただく予定です。

現在、高齢者の多くが複数の疾患に罹患しているため、一律の食事・栄養療法でなく、個別化にシフトしています。特に、悪液質を合併している場合は食事・栄養だけでなく、運動療法、心理療法、薬物療法などの多面的なアプローチが必要です。そこで、国立長寿医療センター理事長の荒井秀典先生をお呼びし、悪液質の現状とその課題についてご講演いただく予定です。

本学術集会では参加者の皆様が会場で活発なディスカッションができるよう、鋭意、プログラム等の準備を進めています。例年同様、一般演題に加えて卒業研究セッションやレシピコンテストも開催する予定ですので、奮ってご応募いただけると幸いです。

最後になりますが、スタッフ一同、皆様の参加をお待ち申し上げております。そして、1月に京都でお会いできることを心より楽しみにしております。

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