第29回日本病態栄養学会年次学術集会
会長 菅野 義彦
(東京医科大学)
このたび、第29回日本病態栄養学会年次学術集会の会長を務めます東京医科大学腎臓内科学分野の菅野義彦です。2010年くらいから参加し続けて、緊張しながら発表していた本学会学術集会の大会長を務めることは大変光栄なことです。本学術集会の開催時期は2026(令和8)年1月30日(金)~2月1日(日)の3日間で、会場は国立京都国際会館を予定しています。
本学会では学術集会をより充実させるために昨年中央プログラム委員会が発足いたしました。次世代を担うメンバーからなるこの委員会が大会プログラムの企画や運営に参加する初めての大会でもあります。この委員会をはじめ役員、会員の皆様には力不足な私をご支援いただき、参加する皆さんに満足していただける大会にしたいと思います。
特別講演には石川県七尾市の恵寿総合病院理事長である神野正博先生と俳優の秋野暢子さんをお招きいたします。神野先生は日本病院協会などでも要職につかれており、広い視点から今後の厳しい病院管理、その中で食事療法、管理栄養士の在り方についてご高説を伺います。2024年1月の大会ではフードロスに関するセッションの座長を務めましたが、そこで同院の前田美穂管理栄養士にセントラルキッチンシステムについてお話しいただく予定でした。元旦の大地震により不参加となり残念に思っていましたが、これも今回お話しいただけると思います。秋野暢子さんは私の世代にとっては憧れの方ですが、食道がんになられて食事摂取の面で非常に苦労され、その様子はNHKの番組になっています。患者サイドからのお話ということで現場の皆さんに大切なメッセージをもらえるのではないかと期待してます。
本学術集会では皆さんが会場で活発なディスカッションができるように、準備を進めています。例年通り一般演題に加えて卒業研究セッションやレシピコンテストも開催する予定です。偉い先生のお話を聞いて授業のように勉強するのも学会ですが、皆さんが会話を楽しみ、所属先以外の仲間を作って、帰るときには「あー、面白かった」と言ってくださるのが目標です。
名刺もたくさん作っておきますので、気軽にお声がけください。1月の京都でぜひお会いしましょう。